モスコビッチの方略とは?どんなことに活かせるのか解説【心理法則】

心理法則
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モスコビッチの方略

人は、最初は無下にあしらわれてしまったとしても、自分自身の意見や考え方を継続して曲げずに主張し続けると、やがては周囲がその意見や考え方が正しいのではないかと感じ始めます。

その人に経験や実績がなくとも、一貫した態度をとられ続けると周囲は影響を受けてしまうのです。
これが「モスコビッチの方略」と呼ばれる心理法則となります。

  • 一貫した一人の主張が、周囲の意見や考え方を変えてしまう

例えば、「この事業計画ならば、きっと部署の立て直しが可能だ!」と主張して、たとえ誰にも聞き入れてもらえなくても、その主張を一貫して続けられると、その人の周りの人たちは「そうかもしれない」と思ってしまうのです。

例えば、集団の中で自分の意見や考え方を通したい場合

下記のポイントを意識してみましょう。

  • 一貫して主張し続けることで、最終的に受け入れさせること

あなたが所属する集団の中で意見を通したいときは「モスコビッチの方略」が有効です。
これは「マイノリティ・インフルエンス(少数派が多数派に影響を与える)という原理のひとつで、一貫した態度をとり続けることによって、多数派に影響を与えることができるという心理法則となります。

少数派が多数派を切り崩す心理テクニック

例えば、1回目の会議で不評だった企画であっても、会議の度に「この企画は面白いんです!」などと言い続けると、次第に周囲の人たちは自分の感覚が間違っているのではないかと思い始めて「実は面白いのかもしれない・・・」と思い始めるものなのです。

マイノリティ・インフルエンスについて

過去の歴史を振り返ると、圧倒的な多数派に対して少数派の意見が形勢を逆転させている事実があります。
このように少数派の意見が多数派に影響を与えることを「マイノリティ・インフルエンス」と言います。

一般的に少数派の意見が影響力を持つような場合は

  • 少数派の全員の意見が一致していること
  • 少数派の人が頑固で独断的ではないこと
  • 社会的な背景が少数派の意見に影響力を持たせていること

の条件が揃っている場合がほとんどです。

ホランダーの方略

過去に、その集団に対し大きく貢献した人達が少数派になった場合、多数派に対して影響を与える可能性があります。
多くの人が感じたことがあるかもしれませんが、どの集団においても肩書以外で周りの人から一目置かれる人というのは存在します。
これは、その人の実績や印象による権威性が高いため、同調や服従とも関連性があります。

モスコビッチの方略

少数派が一貫性を持って意見を述べ続けることで、多数派に影響を与える可能性があります。
モスコビッチの実験では、4名の実験参加者と2名の実験協力者という6名の集団で、明度の異なる青色のスライドを多数提示する実験を行っています。提示されるスライドは明らかに青色に見えるが、2名の実験協力者は一貫して緑色だと言い続けました。

すると、多数派である実験参加者の中にも緑色だと答え始めた人が現れたのです。

さらにこの実験には続きがあり、今度は青色から緑色までの様々な色を提示して命名してもらいました。
つまりは、青色と緑色の境界線を決めてもらったのです。

すると、前の実験で緑と言い続けた実験協力者と共に過ごした実験参加者は、緑の知覚領域が広がっていることが分かったのです。
よって、少数派の影響は意識的なレベルだけでなく、非意識的なレベルにおいても及んでいたということが分かりました。

最後に

今回は「モスコビッチの方略」について記事にしてみました。
あなたが集団の中で自分の意見を通したいときには、諦めずに一貫して意見を言い続けるようにしてみましょう。
マイノリティ・インフルエンス」によって、多数派に影響を与え、自分の意見を最後まで通すことができるかもしれません。

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